院試勉強はじめました

 あと二ヶ月しかないみたいだし、重い腰をあげてようやく院試勉強を始めた。

 院試の過去問のデータは研究室の先輩から貰った。もしこれがなかったら、何をすればいいかわからず途方にくれていただろう。ざっと見てみたら平成十二年から三十一年までの二十年分あった。ありがたいことに平成二十七年の分までは、先人たちが作り上げた解答付きだ。何年分解くのが妥当かわからないが、とりあえず解答ありとなしで、それぞれ(i)群、(ii)群と分類してみた。

 試験は専門基礎aとbに分かれていて、専門基礎aは数学が二問、電磁気1、電気回路、電子回路、物性基礎の六問。この中から五問選んで制限時間は三時間半。専門基礎bは電磁気2に論理回路、自動制御、半導体・固体電子工学の四問で、三問選び、制限時間は二時間半。研究室の先輩曰く、激ムズの問題が出た時に備えて、全部の問題を勉強しておくのが定石みたいだ。

 この中でまともに勉強したものと言えば、電気電子回路の触りと物性基礎の一部ぐらいだろうか。どうにも合格できる気がしなくなってきた。とりあえず勉強する問題に優先順位を付けてみた。

 まず、解けそうな電気回路、電子回路、物性基礎は最優先だ。次に研究テーマに近い半導体・固体電子工学。そしていろんな分野で何かと顔を出してくる電磁気1、2。これらをまとめてα群とした。数学は昔から苦手だったし、避けて通れるなら避けて通りたい。論理回路と自動制御に関しては一ミリも知識がない(なんでこんな状態で四回生になれたの?)。これらをβ群とした。

 ゆっくり予定を立てすぎて間に合わないってのもアレだし、絶対やれないだろうけど、一応二十年分解くつもりで予定を立てることにした。院試まで二ヶ月、ちょうど九週間ある。最後の二週間は、調整期間ってことで、解答のない(ii)群の問題を、時間を測って解いてみることにしよう。残りの七週間のうち、まず四週間を(i)のαに、三週間を(ii)のβに使うことにしよう。(i)群は十六年分ある。十六割る三で、おおよそ五。一週間で五年分、まずはα群から勉強しようと思うから、当分の間は一週間で三十問。授業の課題(卒業単位がまだまだ足りなくて、四回生になっても授業がたんまりあるのです)や調整日として二日の猶予を設けるために、一日六問を目標にしよう。そんな感じで目標が決まった。

 そんなこんなで始まった院試勉強。とりあえず、解答が見やすい平成二十五年の問題をといてみた。専門基礎bの問題はともかく、専門基礎aの問題は、まぁ解ける。もちろん解答見ながらだから、解けはする。だけど、いま手元に教科書がなかったりするせいで、かなり手探りな感じになって、あまり知識が付いている感じがしない。いま手元にあるのは、「半導体工学」と「物性工学の基礎」と電磁気学と数学のよく分からない本だけ。電磁気学は数学の要素が多いから後回し。ということで、物性基礎と半導体・固体電子工学の問題からやっていくとこにした。

 平成二十五年の物性基礎はすんなり解けた。数少ない私がまともに勉強していた範囲だった。次に半導体・固体電子工学の問題だが、これは全く分からなかった。たしか半導体工学の単位は取ったのだが、過去問暗記の一夜漬けだったので、本当に何も覚えていない。教科書を読みながら解こうと思い、その該当ページを見てみた。しかし当然ながら、前提知識がないので、該当ページを見ただけではわからない。結局最初の章から読み進んでいくと、これが結構面白いことに気づく。これにもっと早く気づいていれば、学生実験で班員に呆れられることもなかったのだろうなと考えた。

 月曜から日曜を一週間として、今週も残すところあと二日。いまのところ解いた問題の数は八問。お世辞にも順調とは言えない。百円セールで買ったCoD WWⅡに二日ぐらい取られたりしたのが主な原因だろうな。ゲームなどしてる場合じゃないし、ブログを書いている場合でもない。

 

 このブログはアニメや映画、小説の話が中心になるだろうと前に言いましたが、初手がこんな話になってしまいました。アマプラで期限が切れそうだった「砂漠の鬼軍曹」を見たりしたんですが、特に言うほどの感想はないので、映画とかの話はまたの機会にしようと思います。